「岡ちゃんとクレイジーボーズ」 という、ふざけた名前の ニールヤングのコピーバンドを観に、 オヤジバンド大会を観戦。
色々考えさせられた。
良かった岡ちゃんバンドと、 悪かった他のバンドは、なぜこうも違うのか? 実力はさほど大差ないのに…。
オヤジバンドやおばさんSSWが
「クズ」だなあと思うのが、 「気位が高くて横柄」なところ。
プライドは高くていい。
だが「謙虚さがない」となれば、話は別。
『自信はあるけれど謙虚でいられる事がプライド』
みたいなことは、お子さんに教えてきたであろう大人が、
いざステージに立つと、のぼせ上がり
人として大切なことは忘れて、
ロックスターになりきっちゃうんだものなあ。
・演奏中、全くの無表情(つまらなそう)、 ・お客への上から目線のMC、 ・挙句、PAへの叱責に近い命令口調 等々 テンプレート通り。
「音楽できるのがそんなに偉いか?」
「ステージはつまらない人間が立つもんじゃない」
「音を楽しむと書いて音楽とか言うなよな、
こっちはすげえつまらなかったんだから」
と、ブログに書いたりしてみたいのだが、
TPOはわきまえる。
価値観をTVにコントロールされてる
愚衆的客層はむしろ「テンプレート通り」が安心できてお好き。
僕の価値観が間違ってるのでしょうな!
なんて卑屈なことも書かない。
オヤジやババアが横柄なのはもう治らないとして、
ステージではもっと無邪気に、
音楽をできる喜びだけは全面的に出しゃあいいのに。
岡ちゃんバンドがバンド然としてたのは、
ズバリそこでしょう、
なんてヒントを与えてあげるほど、僕は優しくもない。
この間、土下座氏がライヴで新春のあいさつとして、
「会社帰りにライヴを観に行くような文化を定着させるのが夢」
と、素晴らしいことを照れながら言ってて、
大いに賛同するところである。
楽しくて良い音楽が、
より研ぎ澄まされていくのと並行して、
ステージがもっと神聖化されて、
偽物は淘汰されていかないことには無理。
すそ野が広く、
素人(アマチュアとは違う)でも
お金さえ払えば誰でもステージに立てるというなら、
強者の理論で申し訳ないが、
その代わりにダメな出演者にはある程度恥をかいてもらいたい。
「それでもやりたいんだ」という人だけが残ればよい。
そういう人はいずれ、アマチュアになれるだろう。
押し並べて全てが素晴らしい、なんて嘘が、
亡国と言っても過言ではない、
素人の音楽シーンを形成してる。