Elton John - Part Time Love
この曲は小気味よい感じが好きだった。
とにかくキャッチー、派手、
簡単そうですぐ理解できない、
これはなにやってるの?みたいなコード感が魅力だった。
エルトンジョンは
高校1年、1990年から聴き始めるも、
アルバム単位で好きになるのは、
その1年後くらいになる。
ウォークマンで聴きまくって、
英語の勉強もせず、詩の和訳をして、
一聴簡単そうだが、実はよくわからないオンコードや
各楽器が響きあう感じの分析をしてたら、
すごく好きになった。
その後、大学時代以降、いろんな音楽を聴き、
エルトンジョンに戻るたびに、
さらに理解が進み、もはや心の一番になるという。
※ちなみに僕が好きなのは、
1972頃~1980代初頭の作品まで。
他も悪くはないが、以降の作品は声が変わっちゃって。
別アーティストと捉えている。
人の作った芸術作品なんていうのは、
最初から全部が好きなんてのは嘘で、
後からだんだん理解が進むもんだと思う。
最初からすべてがわかるなんて、
逆に作った人に失礼な話。
『最初から全部が気に入った』でなく
『全部が好きになる可能性が高い』
『知れば知るほど好きになる』
が正確なところ。
ビートルズも最初に気に入ったのは、
ハローグッバイやペニーレインの
派手なメロディだったし。
小学校2~3年、1984年頃。
ピアノの先生の息子からもらったカセットに入ってた。
あまり聴かなかったな、あのカセット。
レインやストロベリーフィールズやウォルラスやルーシー
のよさがわかるのは、その10年以上あとの話になる。
ビートルズなんて「ベタで地味」なところは、
子供の頃は聴こうとも思わなかった。
暗いな~みたいな第一印象。
音が悪いというオバケンの意見もわかる。
※今でも通用するレベルで音は良い。
アコなたたずまいなところが暖かくよい。
僕ら後追い世代で、
中後期のビートルズに「最初からピンときた」
なんて人は、にわかには信じがたい。
本質とはかけ離れたアピールというか、
キャラ作りというか、なんというか。
不純なものを感じる。
「あまりわからない」「好きじゃない」、
という人のほうが、実は信用できたりもする。