僕がよく言う
『日本における
エルトン・ジョンの知名度(=評価)は
ビリージョエルに比べだいぶ低い』。
よくいるジョーペリー好きの
ミーハーな洋楽クソババアや、
ブルースかぶれ(本当はジャズがやりたい)の
インチキギタリスト先輩なんかに、
「そんなことないでしょ?
エルトンジョン知らない人なんていない。
若造が、何も知らないくせに。」
みたいな雰囲気でよく否定されたものだが、
これには、ひとつの根拠がある。
ロックな方々の、雰囲気ベースで
主観バキバキの希望的観測ではない。
30年前当時、1989年くらいの話。
御大2名が最も輝いたのが70年代なので
一時代終わってた頃の話だが、
◇ ビリージョエルのCDは、
マニアックなのも都内に出れば店頭にあったし、
「ストレンジャー」「52番街」の主要作品は
『ベストプライスシリーズ』に移行し、
1800円で売り始めていた。
楽譜も、弾き語り版、ソロ版と、複数発売されてた。
◇ エルトンジョンの場合、
ベストアルバム以外、ほぼ店頭には無く取り寄せ。
訳詞・解説が入ってないアルバムすらあった
(なんと最も売れた「キャプテンファンタスティック」に
訳詞が入っておらず、ヤキモキさせられてものだ)。
弾き語り楽譜なんて日本版はひとつもなかったな。
初心者用のソロ譜くらいは出てたのかな?
そんな扱い。
(だからyour songをピアノで歌うアマチュアがいないんだぜ。)
湯浅少年も楽しようと思って、相当弾き語り譜を探したが、
結局耳コピするしかなかった。
あれがあったから今やれてるというのもあるかもしれないが。
「ロケットマン公開記念」っつって、
楽譜が発売されてるのを見て、
そんなことを思い出した。