湯浅が合奏にはいると、一味違うのはなぜだ?
という評価をたまにいただくが、お目が高い。
これは若いころから言われてきたこと。
理由は明白で、歌を活かすための
献身的なポジションに美学を感じているから。
センスとか音楽性の問題ではないと思ってる。
最近の修一郎くんも然り。
サッカーに例えてみると、
遠藤みたいなイメージ。
『中盤の底』から、
ボールのないところでは様子を見て、
こぼれたリズムの帳尻を合わせ、
予想しないところに大胆に攻撃のスイッチを入れ、
シュートにいく人間との競合はなるべく避け、
誰もシュートにいかないなら自分が狙う、
みたいな。
少なくとも、
僕をただの「性格の悪い、わがままなヤツ」
と位置づけをしたい方々より、
よっぽど協調性があるのではなかろうか?
な~んちゃってね。
そもそもSSWなんていうのは、
ボールを蹴りたくて仕方がない人種。
まず自分が点を取って、皆に注目を浴びたい、
『協調性のない野心的なストライカー』ばかり。
「だから一人でやってます」
「自分は感謝をされる側の人間」
となるのも当然であろう。
昨日のひねくれポップ9月号のつーさんみたいな、
『脇役にもちゃんと花を持たせるストライカー』
には、倍返しで感謝の意を述べたい。
あの人、本当は脇役もできること、
響きあう美学を持っていること、
実は僕も知ってる。
昨日の「渡良瀬橋」も、
レーザービームに加わりたかったのではないかな。
オバケンは、控えめな性格に見せているが、
フレーズ的にはストライカー。
損を買って出たり、スイッチを入れる
という印象より、むしろ、さしづめ
『周りからさらなる得点能力を要求される1.5列目』
ってところか。
土下座バンドなんかの彼を見ていると、
特にそう感じる。
香川みたいな、
いわゆる周りに活かされて、乗っかるタイプ。
ただし、理論もある程度わかってて、
前に出すぎない美学と確かな技術は、
僕のアンサンブルとの相性はよい。
一緒にやるときは点を獲りにいってもらいましょう。
岡ちゃんや、みゅーおおやまは、
エレガントなサッカーをやるには、
技術がちょっと…正直あれなんだが…(笑)。
ゴン中山とか岡崎みたいな
「献身、汚れ役の美学」を強烈に持っている
『センターフォワード』だな。
僕が大好きな、組織に絶対必要な役どころ。
僕を「甘えてばかりいては恥ずかしい」
という気持ちにさせる、リーダー気質。
話も早く、アイデアも豊富、周りも活かす。
サービス精神は一緒にやっていて痛快。
(演奏でもたまにスーパープレイもする ! まぐれでな !)
イベントの主催なんてやってると、
人にバカにされて、利用されて、
孤独を感じるときもあるかもしれないが、
努力を評価してくれる「通好み」は、
いつだって必ずいたし。
表現が許される限りは、
己の信条に従い、やり続けるのみである。
追記
ひねくれポップ後記は後日。