目立たない音、
聞こえない音といってもいいけど、
自分の演奏が他の楽器に埋もれがちなポジションにいるときに、
意気に感じて、いかに歌えるかですわ。
そもそも埋もれないようなフレーズ作りと、
レンジを意識した音づくりは、
段取りの段階でしておくのが前提ですが。
そういうアプローチが
合奏をよりたおやかに響きあう幅を広げていくんだけど
できてる人ってSSWの界隈にはいないねえ。
そのほとんどが、
相手に負けないようにと全力と全力がぶつかる、
「他の音とのけんか」。
迫力あるから、すごいようには見えるけど、
僕から言わせれば、なんだか口喧嘩をみてるみたい。
自主制作のミックスなんか聴いててもそう。
隠し味みたいなものが入ってないというか、
必要性に気付くことなく成長してきた人たちの所業。
だからといって、
他の邪魔しちゃいけないといって、
ちょこまかと「小さな音出すだけ」なのも、
偽善的な感じがしてちょっと違う。
楽器が響いてない。そもそも歌ってないからね。
他の人の音をよく聞いて、
そこに自分の音も響きあわせることが
できるかどうか。
合奏上手とド素人の大きな違いが出るところ。
説教臭いこと言いますとですねえ、
会話、人間関係、まあサッカーなんかもそうだ、
何事も一緒だと思ってますよ。