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亡国の文化 ※3/5若干加筆

  • 執筆者の写真: 湯浅
    湯浅
  • 2020年2月28日
  • 読了時間: 2分

オープンマイクの定義とは、

もはや『音楽に情熱のない人間の社交場』

の意味合いに堕ちた。

10年前なんかはまだ、

『音楽をしてる人のもの』だったが。

アイドルSSWの客が「自分もできるかも」つって、

カラオケで歌い始めたりしてから、

おかしくなった場面を実際に見てきた

(池袋のあの辺りでね)。

一言でいうと、

人前で演奏する「覚悟」みたいなものが薄れた。

そういう出演者も受け入れなければならない店側の

哀しい商業主義のなれの果て。亡国の文化…。

下手くそに対して、

「もっと練習して来いよ」というこちらの野次に、

「オープンマイクなんだからいいじゃないですか」

と返される。

なぜだか知らないが

情熱のない人間のルールが横行。

こちらからすると、

『いつの間にか乗っ取られた感』があるのだ。

音楽はスポーツと違って

目に見える勝ち負けがないことが

どうやら弱虫たちには居心地がいいようだ。

かわいそうなので

そいつらから居場所を奪ったりはしないが。

自分とも戦えない、他人とも戦えないやつが、

上手くなれるわけあるまい。

僕は、前述した10年くらい前の

『音楽に情熱のある人の集まり』を愛しているので、

自分主催で年に数回、場を設けようと思うが、

巷の「亡国の文化に堕ちたもの」とは差別化をはかりたい。

とりいそぎ、その「オープン~」という

禍々しい名称は、金輪際使いたくないねえ。


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