2 「おまんじゅう」
早稲田RiNenの自主イベントの開始当時、
共同主催者のみゅーおおやまがいつもビールを飲みながら、
職場の愚痴を言っているイメージ。2020年春作品。
レコーディングのために書きおろした新曲。
リリースが遅くなっったため、もはや新曲ではなくなってしまった。
かなりテクニカルなメロディを作ってしまい、
いまだにうまく歌えないし弾けない。
当然、レコーディングも難航。
柏WUUで、
「ヴォーカル、ピアノ、コーラス、パーカス」ver.を録っていただくも、
歌も演奏も全くうまくいかず、それはボツ、お蔵入りに。
自宅で初期にデモのために弾いたピアノが気に入っていたので
そのテイクをぜひとも使いたかったのと、
同じく自宅で、柏WUU録音後、
あらためて1万回 納得いくまで歌いなおした
ボーカル/コーラス音源を採用する方向に。
1万回歌いなおしたところで 僕の歌なんてこんなもんなのだが、
なんとかしなければならず 満を持して、
Gstudio坂口氏に魔法をかけてもらえないかと泣きつく。
Shiny'sの録音を手伝ったときに、彼の仕事をみて、
「スピード、正確さ、ベストを引き出す雰囲気、
やりすぎは好まない作品への敬意、そして何より格安」等、
いつか頼みたいと思っていた反面、恐れ多くもあったが。
今回頼んで本当によかった。次回もおそらく頼む。
みんな一度、坂口に録音からミックスまで頼んでみるといいよ。
※「なぜピアノをステレオで録らなかったのさ?」と恨み節は言われる。
10回は言われたか。あれは恥ずかしかった。
実は坂口氏に持っていく前に 最初に10周年に相談している。
「ピアノは使いものにならない」と匙を投げられた。
ドラムとベースを入れようという提案され これに乗っかるも、
実はそれはピアノを小さく聞こえないようにするという
彼特有の後ろ向きなアイデアであったと後から気づく。
おまけに、フレーズの具体策は持ってねえし…。
結局、リズムセクションはフレーズをイチから作る羽目に。
10周年には、言い出しっぺの責任として、
膨大な量のリズム音色のなかからの選択作業に付き合わせる。
結果、エレドラの間抜け感を一緒に選択。
あと、後述の「ノースリーブ」も然り 10周年はシンバルを使わない。
このメソッドを踏襲させていただく。
2拍4拍のスネアをところどころ抜いたアレンジ、
かわいらしい自負あり。
シンバルの件と合わせてみゅーおおやまのトライアングルとの相性よし。
抜けもよく効果的。
ラテンパーカスとエレドラのミスマッチ狙い、
「サンタナをコピーしているオヤジバンドのパーカス」
にゲストに来てもらったイメージ。
不慣れ感がポップらしく、かわいいかなと。
最大5声コーラスのレーザービーム、
今回のREC作業でやりたかったことで、
そんじょそこらの「弾き語り」の連中はやらない、というか
やれない代物であろうという自負あり。
是非ヘッドホンで大音量で聴いてほしい。
ベースは坂口スタジオGstudioにて、
僕がリッケン+ピックにて演奏。
キメで2弦12フレットの音を使い過ぎたが まあ上々の出来であろう。
2番最後の「みーたーーい」からのフレーズは、
録音前に想定したものではしっくりいかず、
録音中その場で再検討したが なかなか決めきれず
坂口にはかなり迷惑をかけたが、
おかげで最後の転調への盛り上がりへと向かう
つなぎとして、まずは抑えた感じにできたと思う。
ピアノは最大3本重ねている。
前述通り、自宅にてデモ作成時に弾いたテイク。
見通しが甘く、モノで録ってしまったが、
「まあ、これはこれとして」と坂口に言ってもらい、
前向きにうまく処理してもらう。想定以上のものになった。
Comments