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音源解説 ④ さよなら、ノースリーブ

更新日:2023年10月4日

3 「さよなら、ノースリーブ」

同窓会で再会した美しき幼馴染、他、

何人かの女性のイメージあり。2017年制作の楽曲。


10周年のプロデュース。

僕の顔面神経マヒの入院中(2019年11月)、

唯一お見舞いに来てくれた彼と、一緒に何か作りたく、

その年の年末、格安条件にて口説き、

2020年の4月頃?着手。


10周年から「やり直しをしていたらキリがない」とのことで

歌の再録、PC上の修正、ほぼほぼ許されず。

正直、「このテイクでほんとにいいのか?」と不安になったが、

スパルタのおかげもあってか「2曲目のおまんじゅうよりも勢いがある」と

飲み屋のママからCD内、一番よいとの評価をいただく。


また、顔面神経マヒの後遺症的な発音の不自由さ

(例 : 4 = フォーのところ)も残っている。

10周年のコーラスと同様、この時期のレコーディングの

記念として残しておこう。


さて今回、全体の雰囲気は10周年に丸投げ。

各楽器フレーズは彼の要望に応じるようなアレンジを求められ、

ベース、ギター、鍵盤、しっかり考えた。


その他の彼の出してくれたアイデア について

かなりの時間も割いてくれたので、細かい部分を挙げればキリがない。

とりあえず大きく3つだけ挙げよう。


1. ギター

「ジャカジャカギターでなく指で。スカスカな雰囲気を。」

こういうアプローチを他者からもらいたかったからこそ、

10周年に頼んだのだ。

左右スピーカーより1本づつ出すということで、

XTCのようにそれぞれ逆のアクセントを置いたのは僕のアレンジ。

2拍3連がクール。


2. ベース

「MIDIでまずは鍵盤でフレーズ弾いておいてください。

音色はあとで1人で考えます。」

結果、ヴィブラフォンみたいな音が採用された。


3. リズムプロムラミング全般

正直、初聴時の感想は「なんだこりゃ」だったが、

今じゃ、一番しっくりいってる。

ご購入者各位にもしっくりいくことを願っている。

僕のCDを買ってくれる時点で変な人であろうから

大丈夫だろうと思うが。


そういえばサビの鈴の意図に気づいていた人、

もしいるなら感謝申し上げる。

これについては10周年も面白がってくれた。

変拍子の強調、ビートルズ的な効果。

ジョージのWhile My Guitar~2′30くらいからの

アクセントの裏表が入れ替わるタンバリン。

あんな感じのさりげない違和感を出したかった。

「気づく人だけ気づく」気の利かせ方みたいな。


最後のコーラス、

10周年には「情報量が多すぎて 制御不能」

と恨み節を言われたが。

『まあそんなの知ったこっちゃないよ、Hey Judeなんだから』と、

ビールをおごることで、なんとかあきらめてもらい

最終的に僕の思った以上の仕上がりにしてもらった。

フェードアウト、これもやってみたかった。


最後のコーラス前(2′23くらいかな?)のギターフレーズ。

サージェントペパーズやマジカルミステリーツアーあたりの

ジョージっぽさ、7thの音と中途半端なチョーキング。

デモ段階で公開もしていたが、お気に入りのアレンジをそのまま採用。

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